マンションの壁の構造[外壁・戸境壁]
マンションの外壁
マンションの一般的な外壁の厚さは15〜18cmです。厚ければそれだけ頑丈になりますが、外壁内部の鉄筋も重要です。
マンションの外壁では、鉄筋を2列にするダブル配筋が一般的です。ダブル配筋は衝撃に強く、地震の際も亀裂が入りにくい構造です。ただ、マンションの中にはコストを抑えるために鉄筋を1列しか使用しないシングル配筋のマンションもあるので注意してください。
またマンションの外壁では、誘発目地という亀裂対策を施しています。誘発目地があることで地震の際に亀裂を誘発し、その部分だけに亀裂を集中させ、亀裂が全体に及ぶのを防ぎます。
戸境壁
戸境壁とはマンションの住戸と住戸の境となる壁のことです。「こざかいかべ」と読みます。
マンションの戸境壁の厚さは、一般的に18〜20cm程度です。厚さが厚いほど頑丈で、遮音性も高くなります。
ただし戸境壁の表面に石膏ボードが貼ってある場合は注意が必要です。石膏ボードは戸境壁の表面の凹凸を隠すためのものである場合が多く、その場合は石膏ボードと戸境壁の間に隙間ができ、音が共鳴し、騒音・遮音性のトラブルの原因になる可能性があります。
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