新築・中古マンションとシックハウス
シックハウス症候群とは
シックハウス症候群とは新築・中古マンションなどの住居で化学物質やカビ、ダニが原因で起こる症状のことです。
主なシックハウス症候群の症状に頭痛、鼻炎、めまい、眼・のどの痛み、吐き気、皮膚炎などがあります。また倦怠感を感じることもあり、うつ病の症状が出る場合もあります。
最近ではアトピーや化学物質過敏症をはじめとするアレルギー症状と似ている部分もありますが、シックハウス症候群の場合はマンションなどの「住居」という限定された条件で症状が出るのが特徴です。
特に新築・中古マンションの場合は気密性・断熱性が高いため、シックハウス症候群の影響を受けやすい環境になっています。
新築・中古マンションでのシックハウスの原因
新築・中古マンションでシックハウスを引き起こす原因は大きく分けると「化学物質」「ダニ」「カビ」3つあります。
ホルムアルデヒドなどの化学物質
シックハウスの原因として知名度の高いホルムアルデヒドは、建材・家具などの接着剤やの防腐剤などに用いられますが、最近は発ガン性もあることから使用が制限されています。
ダニ・カビ
新築・中古マンションはダニの生息しやすい環境でもあります。ダニ・カビは、気温25〜30度、湿度70〜80%以上で生息します。
ダニの中にはカビを栄養源とするものもいるので、ダニ対策ではカビをなくすことも大切です。
マンションでは気密性が高いにもかかわらず換気しにくいため、カビの発生しやすい環境となっています。カビは、風呂場・台所・洗面所など水周りで発生しやすく、結露なども原因になります。
またエアコンのフィルターでは、カビが発生すると使用時にカビが散布するので注意しましょう。
新築・中古マンションでのシックハウス対策
新築・中古マンションでのシックハウス対策で最も大切なのは「換気」です。
化学物質にしてもカビ・ダニにしても換気が十分でないことが原因となります。普段からこまめに換気をするように心がけましょう。
カビ・ダニの場合は湿気の影響も大きいので、除湿機を利用するのもよいでしょう。また、ふとんなどを日に干す、絨毯でなくフローリングを使用する、ペットを飼わない、カビはすぐ取り除くなど一般的なカビ・ダニ対策も大切です。
また、費用はかかりますがシックハウス対策用建材の使用は効果的です。主な建材として、珪藻土[けいそうど]、天然リノリューム、青森ヒバ、木炭入り畳、アクリル系樹脂などがあります。防カビ効果のある酸化チタンでコーティングする方法もあります。
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