住宅ローンの種類（民間融資・ローン）
新築マンション・中古マンションを購入する際にほとんどの方が住宅ローンを利用すると思いますが、住宅ローンの種類は大きく分けると「公的融資」と「民間融資」の2種類があります。ここでは、「民間融資」の種類と特徴についてまとめています。
※関連記事→住宅ローンの種類（公的融資・ローン）
▼民間融資 銀行など主な民間融資・フラット35・販売元による提携ローン
民間融資では返済能力によっては融資が受けられないなど融資条件が高いものの、新築・中古での融資に差がないなど物件に対する条件は比較的緩やで、融資限度額も高めなのが特徴。
銀行などによる主な民間融資・ローン
民間融資といっても融資先は様々です。
主なものとしては、銀行・信用金庫・信用組合・JA・住宅ローン専門会社・生命保険会社・損害保険会社・労働金庫・社内融資などがあります。
銀行などの民間融資は競争も激しいため、退職金一括返済ローンなど様々な種類のローンがあります。融資条件も公的融資に比べると緩やかで、金利タイプも変動金利型、固定金利型（選択型・全期間固定）など各種あります。
住宅ローン専門会社とは、ソフトバンク・インベストメント(SBI)グループの住宅ローンでグッドローン（または「SBIモーゲージ」「グッド住宅ローン」）と呼ばれています。中古マンションなど中古物件も対象となっており、最長35年間、最高8000万円まで借入可能です。
また民間融資では時期によってキャンペーンを実施しているので調べてみるとよいでしょう。
フラット35（公庫新型住宅ローン）
「フラット35」とは、最長35年の全期間固定金利型の住宅ローンです。
かつては「公庫新型住宅ローン」や「証券化ローン」などと呼ばれていましたが、借り入れ期間最長35年の数字をとって「フラット35」となりました。
「フラット35」では住宅金融公庫が住宅ローン債券を買い取り、証券化し、販売することで運営されています。
毎月返済額の4倍以上の月収があることが融資条件で、物件価格の8割、最大8,000万円まで借り入れが可能です。新築マンション・中古マンションとも対象となっています。
最長35年間の固定金利で、金利も比較的安いため、最近人気が出ていますが、借入までに時間がかかり、金利を確定できないなどの問題もあります。
新築・中古マンション販売元による提携ローン
「提携ローン」とは、新築・中古マンションの販売業者や建設業者などが民間の金融機関と提携し、運営している住宅ローンのことです。
生命保険会社や損害保険会社による住宅ローンはこの「提携ローン」が主です。
融資条件は比較的緩やかで、通常の住宅ローンよりも金利が優遇される場合もあります。金利タイプは、変動金利型、固定金利選択型、全期間固定金利型と種類によって異なります。
新築・中古マンションの社内融資・労働金庫
社内融資とは、勤務している会社による独自の住宅ローンです。勤務先が直接融資することもあれば、民間融資を利用することもあります。
金利タイプも様々で、他の民間融資よりも条件がよい場合がありますが、辞職すると一括返済しなければいけないので注意しましょう。
また労働金庫とは、労働組合に加入していると受けられる融資です。
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