新築・中古マンションの遮音性


新築マンション・中古マンションの遮音性

マンションは壁1枚で隣と接しているため、騒音の問題はマンションで最も多いトラブルの1つです。最近の新築マンションは遮音性の性能が高まってはいますが、住んでから音の問題で困らないようにしっかりチェックしておきましょう。

マンションは遮音性に大きく関わる床のコンクリートの厚さ(スラブ厚)が18cm〜20cmなのが一般的です。もちろん厚いほど遮音性に優れています。最近の新築マンションなどでは21cm〜23cmのものもありますのでチェックしておくとよいでしょう。

ただし階上の間取りの関係で、トイレや浴室など音の出やすい部屋が寝室やリビングの上にある場合は音が階下に伝わる可能性が大きいので注意しましょう。

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遮音性に優れたマンションの工法や構造

新築・中古マンションで遮音性を高めるには「床」「壁」「サッシ」の3つのポイントがあります。

床の場合、基盤となるコンクリートスラブとカーペーットなど仕上げ材の間にないもない「直床」から、根太と呼ばれる緩衝材を入れた「根太床」、グラスウールやモルタルなどを敷いた「浮き床」の順番で遮音性が高まります。

壁の場合は隣接する住戸の境の壁となる戸境壁にそのままクロスを張った「直張り」よりも、防音のため緩衝材を間に入れた「二重打ち」の方が遮音性に優れています。

また外からの騒音を防ぐために、サッシも通常のサッシよりは、防音サッシや二重サッシなど防音効果のあるものを使用するとよいでしょう。

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