住宅ローンの種類(公的融資・ローン)
新築マンション・中古マンションを購入する際にほとんどの方が住宅ローンを利用すると思いますが、住宅ローンの種類は大きく分けると「公的融資」と「民間融資」の2種類があります。ここでは、「公的融資」の種類と特徴についてまとめています。
住宅ローンについての基礎知識や金利などのより詳しい情報はこちらを参考にしてください。
⇒住宅ローン金利比較
※関連記事→住宅ローンの種類(民間融資・ローン)
▼公的融資・ローン 住宅金融公庫融資・財形住宅融資・自治体による融資
公的融資では、中古マンションでは返済期間が短いなど融資条件がありますが、民間に比べると融資を受けやすく、全体的に民間よりも金利が低いのが特徴です。
住宅金融公庫融資
住宅金融公庫融資は固定金利型の住宅ローンで、金利は低めなので一般的によく利用される住宅ローンです。
70歳未満の人なら利用でき、前年度の所得で融資限度額が決まります。
前年の年収が800万円超の場合は購入価格の5割まで、800万円以下の人は購入価格の8割まで融資を受けられますが、毎月の返済額の5倍以上の月収が融資条件です。
また物件の種類ごとに融資が区分され、返済期間や金利などの条件が決められています。新築マンションの場合は新築マンション購入者を対象とした「マンション購入資金融資」という融資があります。
購入した新築マンションがバリアフリータイプや省エネルギータイプの場合は金利の優遇措置も受けられます。また条件によっては割り増し融資も受けられます。
財形住宅融資
財形住宅融資とは財形貯蓄を1年以上続けてきたサラリーマン、公務員を対象したローンのこと。
財形住宅融資では貯蓄残高の10倍(最高4000万円)までの融資を受けることが可能。貯蓄残高が50万円以上、毎月返済額の4倍以上の月収があることが融資条件です。
金利は5年ごとに見直される変動金利型で、金利見直し後の返済額は最大1.5倍までとなっています。
自治体融資
自治体融資とはその名の通り都道府県や市町村によるローンです。
自治体融資には自治体からの直接融資、融資斡旋、民間ローンに利子補給するタイプの3種類あり、金利や融資条件などの融資内容は自治体によって異なります。
また自治体融資のない自治体もあるので確認しておきましょう。
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